値段では人を魅了することができない?

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こんにちわ、観光コンサルタント石田宜久です。

この間まで「暑い!」と言っていましたが、もう11月。
年末に向けて、腰を据えて仕事が出来るのは今月くらい。

そろそろ来年の仕込みも始めなくてはいけません。

来年はセミナーの全国ツアーを考えています!

来年の観光業界の動きは気になるところですし。

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【今回のテーマ】
◇値段では人を魅了する事ができないのか?◇
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先日私の恩師、Philip Pearceフィリップ・ピース教授に
お会いした際の話を少しご紹介したいと思います。

彼は私の大学院時の教授です。

先にも書きました、「来年の観光業界の動きが気になる」
ですが、こんな環境の変化にお気づきでしょうか?

LCC参入により交通費が安くなっているはずなのに、旅行
の際の出費全体はほとんど変わっていないという事です。」

もちろん日本でも同じことが言えます。

LCC
参入により、バスなどの交通機関も値引きが起きました。

宿泊も含めたツアーやパッケージは従来通り客離れが進んでいます。

そのためホテルや旅館でも価格競争が激化・・・

の、はずだったのですが、実はそうではないのです。

安くなった分を「浮いたお金」として使う傾向があります。

その費用は宿泊のお部屋代か食費。

ここがポイント!

浮いたお金を使う傾向があるため、部屋代を安く提供したり、
食事代を安価にする意味がほとんど見受けられません。

オーストラリアでは早々からカンタスの子会社であるLCC
ジェットスターが飛んでいます。

当時はホテルの値段も下げ、旅行費全体を下げることが傾向
となると読んでいました。

しかし実際に売れたのは通常、もしくはアップグレードに
よる、旅行そのものの質の向上。

価格を下げる為に行った行動が全て泡と化したのです。

日本でもやっていますよね。

ただでさえホテル・旅館の廃業が目立つ現状。

別の戦略を考えた方がよさそうです。

そして忘れてはならないのが「お土産」への投資はしない
という事です。

あくまでも自分達への投資だという事を確認してください。

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