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~観光コンサルタントDiTHiの観光促進通信
地域を観光で元気にしたいコンサルタントの情報メルマガ~
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いつもご覧になって頂き、ありがとうございます。
観光・ホスピタリティコンサルタントの石田宜久です。
今回も観光の仕組みをより理解いただけるように、チョット
したヒントを届けさせてください。
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【今回のテーマ】
◇オリンピックでも失敗のある経済効果とは◇
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ロンドンで開催されるオリンピックまであとわずかですね。
時差の関係上、メインイベントが夜中になりそうで、寝不足
の日々が続くのではないでしょうか・・・
そこで気になるのが地域の経済効果という言葉。
日本でも東京スカイツリー開業当時や、オリンピック開催国
として立候補した際にもキーワードになりました。
この、観光を通しての経済効果についてお話してみましょう。
実は私もコンサルタントとして地域を見させていただく中で、
必ずと言って良いほど経済効果について質問を受けます。
「いくら効果が出るのか?」
「どのくらいの規模で開催すれば効果があるのか?」など
しかし、観光においての経済効果とは必ずついてくる結果
ではないことを、ここではっきりお伝えします。
ご存知のニュースかもしれませんが、前回の夏のオリンピック、北京五輪では経済効果が何億と言う単位で発生。
しかし「現在」換算すると、それは赤字に終わっています。
観光は、そもそも断続的な集客ができて初めて成果があったと判断されます。
PRイベントや大会等で集客ができても、後に出てくるゴミ
問題や、エリアのダメージ修復を計算する必要があります。
その何年というピリオドで黒字が出れば、経済効果の成果は
あったと判断できます。
例えですが観光イベントを企画。全国各地から人が集まり、
大成功として幕を閉じました。
しかしその3か月後。
イベントの為に購入したテントや備品の使い道がなく、管理
費ばかりが発生。
またゴミ処理とイベントに使った公園の修復作業で、イベントで発生した収入をはるかに超えるマイナスが出ました。
データを見ると、イベント前と後の観光客数は変わらず。
イベント時の集客数が上がった分のダメージはそのままでした。
結果的には開催費用と開催後の費用でとんだというわけです。
「イベントに来た観光客なのか、地域に来た観光客なのか。
それを必ず区別しなければいけません。」
地域に興味があり、イベントがきっかけで訪れた観光客は、
その後にリピーターとなる可能性はあります。
が、イベントが目当てで来た人たちがリピーターになる事は
まず無いと考えて良いです。
どんな企画を用意したとしても、経済効果ばかりに気を取られないようにしてください。
と、お伝えしています。
しかし、このダメージ、修復費を入れ効果を換算した場合、
コスト管理、イベント後3ヶ月計画を含んだ計画は、
より一層練られた計画書になる事は間違いありません。
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