地理と気候

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観光コンサルタントDiTHiの観光促進通信

オーストラリアは国ではなく

地域観光で観光立国へ!その秘密は~

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お世話になっております。

観光・ホスピタリティコンサルタントの石田です。

 

観光の仕組みをより理解いただけるように、

チョットしたヒントをお届けしています。

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今回のテーマ

◇核になる資源とアトラクション:地理と気候

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ここ数日東京都心でも積雪が観測されるなど、寒い毎日が

続いていますが、全国的に寒さが厳しいようですね。

 

さて、今回話題にさせていただきたいのは、まさにこの部分。

 

核になる資源とアトラクションの地理と気候です。

 

観光マネージメントを考えると、おそらく観光客が1

気にする項目ではないでしょうか。

 

どこに行こうかと迷ったら、

 

「暖かい?」「涼しい?」「山?」「海?」「都会?」「島?」

 

等、まずはこう考えませんか?

 

特に今はエコツーリズムとして、自然環境を求める観光が

世界規模で注目を集め、議論が繰り広げられています。

 

まだ都心への人口増加によって、休暇を自然環境で

過ごしたい欲求にも表れる様になっています。

 

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●カナダ バンフ国立公園

世界的にも、この地理と気候を最大限に生かし、それでいて、

保護にも成功しているのカナダのバンフ国立公園です。

 

1885年に世界で3番目の国立公園に認定され、山岳リゾート

として有名です。

 

バンフ市街地は人口5000人。

 

スキーはもちろん、湖や川でのラフティング。

登山やトレッキングが主なアクティビティとなっています。

 

1年のほとんどが、旅行客で賑わっています。

 

しかしバンフはこの130年の歴史で、1度も認定除外の

危機に陥ったことはありません。

 

バンフには徹底された観光客の管理制度が備わっています。

 

バンフの宿泊施設の「宿泊可能部屋数」が決まっています。

 

つまり一日に宿泊できる人数を常に把握できるのです。

 

その人数を越えなければ、保護し続けることができると

されているのです。

 

今現在ある観光施設の質を上げる事に重点を置くことで、

リターン客の獲得に役立っています。

 

またお土産や特産物の外部での販売を禁止することで、その

地でしか手に入らないという「ブランド」を確立しています。

 

それは同時にマーケティングにもつながります。

 

口コミはもちろんの事、メディアもシーズンになると

取り上げます。

 

それは観光地としての競争を有利に進める事になります。

 

1年に訪れる観光客に限度がありますが、それを確実に

誘致することで、世界的な観光地として成り立っています。

 

もちろん他にも様々な取り組みや規制があります。

 

地理と気候を使い、それを保護しながら安定した観光地

づくりに成功したのがバンフ国立公園です。

 

地理や気候は人の管理ができない分野ですが、もし優位に

なる部分があるのであれば、それは十分な観光の力です。

 

世界にも勝ることができる競争ができるかもしれませんね。

 

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